1. 両親の身長、出生時の状況、栄養状態や今までの病気など聞いて、成長曲線を作成します。
2. 現在の身長体重を測定してマイナス2SD以下(1000人中前から20番目くらい)であるのか評価します。
3. スクリーニング検査をします。
- 一般血液検査
- 甲状腺ホルモン検査
- 成長ホルモンとIGF-1(別名ソマトメジン、成長ホルモンにより作られる成長因子)検査
- 左手のレントゲン写真による骨年齢検査
(成長ホルモン欠乏があると骨の年齢が遅れます)
- 女性の場合は染色体検査(ターナー症候群が疑われる場合)
4. 二次検査(精密検査)
- 一般血液検査、甲状腺ホルモン検査に異常がなく、IGF-1が低く骨年齢が遅れている場合成長ホルモン分泌不全を疑い、精密検査を実施します。
- 成長ホルモンがでるようなお薬を使って、成長ホルモン分泌刺激試験を行います。
- 2つの検査で成長ホルモンの分泌が不十分なときに、成長ホルモン分泌不全症と診断されます。
成長ホルモン療法
不足している成長ホルモンを注射で補い、身長の伸びをうながす治療法です。骨が固まってからでは効果は期待できません。できるだけ早く開始したほうが大きな治療効果が期待できます。成長ホルモンは注射で補います。病院ではなく自宅で行います(在宅自己注射といいます)。治療を続けていても、日常生活に特別な制限はありません。投与量は病気ごとに決められています。1週間の投与量を計算して、1回の注射量と1週間に何日(6か7日が多いです)注射するかを決めます。